「最近、髪の毛が薄くなってきた気がする…」
「抜け毛が増えて、地肌が見えてきた…」
「AGA治療って聞くけど、薄毛は病院で治せるの?」
薄毛は、成人男性に多い症状の一つです。上記のような、薄毛でお悩みの方は少なくありません。
さなげクリニックでは、薄毛でお悩みの方のためのAGA治療を行っています。
AGA治療とは、医学的根拠に基づき、医師の診断の下、厚生労働省が認可した医薬品によって薄毛の改善にアプローチする治療法です。
今回は、「AGAとは?」「AGAの原因」、および、当院で行っているAGA治療の内容・治療の流れをご紹介します。
■AGAとは?
◎AGA=男性ホルモン型脱毛症
AGAとは、男性ホルモン型脱毛症(Andro Genetic Alopecia)です。
遺伝に伴う男性ホルモンの影響により、AGAが起きると考えられています。
◎日本人の成人男性の3人に1人がAGAと見られています
AGAによる薄毛は成人男性特有の症状です。日本人の成人男性の3人に1人がAGAと見られています(※)。
(※)日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛
症診療ガイドライン」(2017年版)より引用。
■AGAの原因
◎遺伝により、男性ホルモンの「テストステロン」がヘアサイクルに悪影響をおよぼしていると考えられています
遺伝に伴う男性ホルモンの影響、生活環境の乱れなど、AGAの原因はさまざまです。
原因はさまざまですが、遺伝により、男性ホルモンのテストステロンが髪の毛のサイクル(ヘアサイクル)に悪影響をおよぼすことが、AGAで薄毛になる最大の原因と考えられています。
◎男性ホルモンが正常なヘアサイクルを乱し、AGAがひき起こされます
AGAの最大の原因と考えられている、男性ホルモン「テストステロン」。
以下のようなメカニズムによって、テストステロンが正常なヘアサイクルを乱すことで、AGAによる薄毛がひき起こされます。
①精巣(睾丸)(約95%)や副腎(約5%)で男性ホルモンのテストステロンが作られる
②テストステロンが体内の還元酵素の「5αリダクターゼ(ゴアルファリアクターゼ、ファイブアルファリアクターゼ)」と結びつき、悪玉の脱毛ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変わる
③DHTが毛乳頭(もうにゅうとう:毛を作る器官)内の受容体と結びつき、髪の成長を抑制してしまう
④DHTの影響で髪の毛の成長周期が短くなり、十分に毛が育つ前に髪の毛が抜け落ちる
◎遺伝により、DHTが過剰に作られる&男性ホルモンの受容体の感受性が高くなり、AGAがひき起こされると考えられています
健康問題やステロイドの過剰摂取などの原因がない限り、通常、男性ホルモンであるテストステロンは男女を問わずどなたにも作られます。しかし、遺伝により、DHTが過剰に作られやすい体質だったり、男性ホルモンの受容体(レセプター)の感受性が高い場合、テストステロンの影響が強まってしまい、AGAがひき起こされやすくなると考えられています。
{AGAは、母方の祖父(母方の家系の男性)からの遺伝が大きく関わっていると推測されています}
遺伝による男性ホルモンと関わりが深いと見られているAGA。現時点では、AGAは、特に母方の祖父(母方の家系の男性)からの遺伝(X遺伝子)が大きく関わっていると推測されています。
AGAによる薄毛の症状が見られる方は、母方の祖父が薄毛かどうかを確認することで、遺伝が原因のAGAかそうでないかを判断する一つの材料になります(※)。
(※)判断方法の一つです。母方の祖父をはじめとする母方の家系の男性が
薄毛だからと言って、遺伝によるAGAを断定できる訳ではありません。
◎20~30代のうちにAGA治療を始めることが大切
悪玉脱毛ホルモンであるDHTの影響などが原因で髪の毛を作る毛母細胞が死滅すると、AGA治療の効果は見込めなくなります。
薄毛を改善するためには、毛母細胞が死滅する前に、20~30代のできるだけ早い段階でAGA治療を始めることが大切です。
■AGA治療の内容
◎飲み薬、塗り薬でAGAの改善にアプローチします
AGA治療は、病院やクリニックなどの医療機関で診察・処方を行います。医師が患者様の薄毛の状態を確認し、以下のような流れでAGA治療を進めていきます。
1.初診
お電話またはWEBでのご予約後、ご来院ください。薄毛、および、身体の状態を確認するため、問診票にご記入いただき、医師による診察を行います。
初診の際、わからない点や聞きたいこと、治療内容のご希望があるときは、ご遠慮なく医師へお伝えください。
2.お薬の処方
当院では、以下のお薬によるAGA治療を行っています。
・抜け毛予防の飲み薬(内服薬):「フィナステリド」「デュタステリド」
・発毛・育毛をうながす塗り薬(外用薬):「ミノキシジル(5%外用液)」
AGA治療では診断結果に基づき、患者様のAGAの症状に合わせて上記の飲み薬・塗り薬を用い、薄毛の改善にアプローチします。
3.AGA治療を継続
AGA治療は一回のみで効果が出ることはあまりありません。数ヶ月以上、継続して治療を行い、AGAが原因の薄毛の改善にアプローチしていきます。
{AGA治療で目指す改善効果(※)}
・抜け毛を減らす
・髪の毛を生やし、地肌を見えにくくする
・髪の毛を増やし、全体のボリュームをUPさせる
(※)目指す改善効果の例です。AGA治療の効果を保証するものではありません。
通院ペースは患者様や薄毛の症状によって異なります。おおよそ、1~2ヶ月に1回のペースで通院していただき、頭皮の状態を見ながら、1~2ヶ月分のお薬を処方します。
■AGA治療 Q&A
Q.AGA治療で薄毛の改善効果が出るまでの期間はどれくらいでしょうか?
A.
AGA治療の効果が出るまでの期間は個人差があります。早い方では3~4ヶ月で薄毛の改善効果を実感できるケースもありますが、一概に「〇ヶ月で薄毛を改善」と断言はできません。
薄毛に対する改善効果をひき出すためには、最低でも半年~1年間はAGA治療を継続していただくことが望ましいです。
Q.AGA治療は遺伝性の薄毛にも有効ですか?
A.
AGAの最大の原因は遺伝による男性ホルモンの影響と考えられています。遺伝性の薄毛に対し、飲み薬・塗り薬で改善にアプローチするのがAGA治療の主な目的です。
Q.飲み合わせの悪い薬はありますか?
A.
現時点では、AGA治療で用いるお薬とその他のお薬を併用することでの健康被害は報告されておりません。ただし、お薬の中には作用の強い物もあるため、ご心配な点もあるかと思います。
当院では、AGA治療の際は、診察時の問診にて現在使用しているお薬をお伺いします。使用しているお薬の成分を把握し、安全面を考慮した上で飲み薬・塗り薬を処方させていただきます。
Q.市販のミノキシジルと何が違うのですか?
A.
AGA治療で用いるミノキシジル外用薬は高濃度の医薬品(第1類医薬品)です。ミノキシジル外用薬は医薬品として厚生労働省の認可を受けており、低濃度の市販品とはミノキシジルの含有量が異なります。
■AGA治療のリスク・副作用
・飲み薬(内服薬):「フィナステリド」「デュタステリド」の副作用
勃起不全、性欲減退、食欲不振などの症状が現れることがあります。
・塗り薬(外用薬):「ミノキシジル(5%外用液)」の副作用
皮膚炎、動悸、めまいなどの症状が現れることがあります。
【薄毛でお悩みの方は、まずは当院までお気軽にご相談ください】
AGA治療は自由診療です。費用については、HPをご参照ください。
AGA治療は医師の診断の下、医学的根拠に基づき、厚生労働省認可の医薬品を用いて薄毛の改善を図ります。
これまで市販品で効果を得られなかった方も、医療機関にて処方の医薬品を用いるAGA治療により、医学的に薄毛の改善にアプローチできます。
・抜け毛が増えてきた
・髪の毛のボリュームがなくなってきた
・頭の地肌が目立つ
など、薄毛でお悩みの方は、まずは当院までお気軽にご相談ください。初診のご予約はWEBまたはお電話にて受け付けております。