当院では、16列CT装置によるCT検査を行っています。
従来のレントゲン検査と異なり、CT装置を用いて行うCT検査にはたくさんのメリットがあります。
今回は、「CTとは」&「CT検査のメリット」のお話です。
目次
■CTとは
◎身体の断面を写し出せるX線撮影装置です
CTとは、身体の断面(奥行き、輪切り)を写し出せるX線撮影装置です。
レントゲン(単純X線装置)では写し出せなかった身体の断面の様子を、CT検査によって確認できます。
◎数ミリ程度の小さな病変も見つけやすいです
身体の断面を写し出せることに加え、従来のレントゲンと比べて、CTはより鮮明で詳細な体内の画像を撮影・記録できます。
鮮明で詳細な体内の画像を撮影可能なため、CTであれば、レントゲンでは確認できなかった数ミリ程度の小さな病変も見つけやすいです。
小さな病変も見つけやすいCT検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療につながります。
■CT検査のメリット ~16列CTのご紹介~
◎複数のX線検出器が、より短時間で、詳細な体内の画像を確認可能に
当院では、16列CT装置によるCT検査を行っています。
昔は、シングルヘリカルCTと呼ばれる1つのX線検出器のみのCT装置が主流でした。
現在は技術が進化し、16列CTなど、複数のX線検出器を備えたマルチスライスCTが普及しています。
マルチスライスCTの代表的なメリットは、複数のX線検出器を備えることで、動きのある臓器(心臓など)を撮影可能になった点です。また、複数のX線検出器により、ヘリカルCTと比べて、短時間で詳細な体内の画像を確認できます。
[当院のCT検査で確認可能な身体の部位・臓器]
・頭部
・肺
・肝臓
・胆嚢
・腎臓
・大動脈
など
◎CT検査で内臓脂肪を確認することで、メタボリックシンドロームのチェックにも役立ちます
16列CT装置によるCT検査では、内臓脂肪の面積や脂肪のつき方を確認可能です。
CT検査で内臓脂肪を確認することで、メタボリックシンドロームのチェックにも役立ちます。
{メタボリックシンドロームとは}
メタボリックシンドローム(メタボ)とは、内臓脂肪型肥満で、高血糖・高血圧・高脂血症のいずれか2つを併発した状態を指します。
メタボリックシンドロームは狭心症・心筋梗塞・脳梗塞など、動脈硬化性の疾患をひき起こす原因とされています。
【患者様に寄り添い、「いつものかかりつけのお医者さん」として、皆様の健康をサポートいたします】
CT検査、と聞くと、がんや心臓病などの検査をイメージされる方もいらっしゃるかと思います。
たしかに、CT検査は、がんや心臓病の検査には必須です。ただし、がんや心臓病のほか、怪我やメタボの診断でも、CT検査が行われています。CT検査は、医療における一般的な検査手法の一つです。CT検査は、重々しい、大仰な検査ではありません。
CT検査を含め、さなげクリニックは患者様に寄り添い、「いつものかかりつけのお医者さん」として、皆様の健康をサポートいたします。
健康診断で異常を指摘されたり、気になる症状やメタボのご心配がある方は、当院までお気軽にご相談ください。