20代・30代でもAGAになる? 若いのに男性型脱毛症になる原因とは|豊田市の内科、循環器内科|さなげクリニック

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20代・30代でもAGAになる? 若いのに男性型脱毛症になる原因とは


■若いのに抜け毛が気になる——それ、AGAかもしれません


シャワーを終えて排水口をふと見たとき、「あれ、こんなに抜けてたっけ……」と感じたことはありませんか?


鏡に映るおでこのラインが以前より後退している気がして、つい何度も確認してしまう——そんな経験をお持ちの方は、決して少なくありません。


20代・30代だと「まだ若いし大丈夫だろう」という気持ちと、「もしかしてAGA?」という不安が入り混じって、誰にも打ち明けられないまま一人で調べ続けてしまいがちです。


AGA(男性型脱毛症)は思春期以降であれば年齢を問わず発症する可能性がある脱毛症とされています。だからこそ、若い世代のうちに原因を知り、早めの対策について正しい情報知っておくことは大きな意味があります。


この記事では、発症の仕組みから治療を続けるうえでのポイントまで、気になる疑問をひとつずつ整理しました。「自分にはまだ関係ない」と思っている方にこそ、目を通してほしい内容です。


■20代・30代でAGAを発症する割合と原因


◎AGAは何歳から起こる?——思春期以降なら誰でも可能性がある

「薄毛は中高年の話でしょ?」

そう思い込んでいる方は意外と多いかもしれません。


しかし、AGA(男性型脱毛症)は、思春期を過ぎた男性であれば誰にでも起こりうる脱毛症です。


報告されているデータによると、20代の約10%、30代では約20%の方にAGAの兆候がみられるとされており、若い世代にとっても無関係とは言い切れない数字といえます。


※参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」


進行パターンもさまざまで、生え際がM字型に後退していくタイプもあれば、頭頂部のボリュームが少しずつ薄くなっていくタイプもあります。


なかには10代後半から変化を感じる方もいるため、「まだ若いから」という油断は禁物です。


◎遺伝とDHT(ジヒドロテストステロン)の関係

AGAのメカニズムを語るうえで外せないのが、DHT(ジヒドロテストステロン)の存在です。


男性ホルモンのテストステロンが、頭皮に存在する5αリダクターゼという酵素と結合すると、DHTへ変換されます。


この生成されたDHTが毛乳頭細胞のアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)に働きかけることで、ヘアサイクルの成長期が短縮してしまうのです。


髪が十分に太く長く育つ前に抜けてしまう……これがAGAの基本的な仕組みです。


そして、5αリダクターゼの活性やレセプターの感受性には遺伝的な要素が大きく関わっているとされています。


母方の家系だけでなく父方からも影響を受ける可能性があるため、ご家族に薄毛の方がいる場合は、若い年代であっても意識しておいて損はありません。


◎ストレス・睡眠不足・食生活——生活習慣が進行を早める理由

遺伝的な素因だけでAGAが進むわけではありません。日々の生活習慣も、進行スピードに影響を与える要素のひとつです。


20代・30代といえば、仕事の責任が増し、プライベートでも変化の多い時期。慢性的なストレスや睡眠不足が続けばホルモンバランスが乱れやすくなり、頭皮の血行にも影響が出やすくなります。


加えて、脂質や糖質に偏った食事は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴まわりの環境を悪化させることも考えられます。


「遺伝だから仕方ない」と諦めるのではなく、「生活習慣の見直しで進行を穏やかにできる可能性がある」と知っておくだけでも、気持ちの持ち方は変わってくるはずです。


■「若いから大丈夫」は誤解?——放置リスクと早期治療のメリット


◎AGAは進行性——「自然に治る」ことがない脱毛症

「若いうちは自然に元通りになるのでは?」と期待したくなる気持ちはよくわかります。しかし、AGAは進行性の脱毛症であり、一時的なストレス性の抜け毛とは性質が異なります。


対処をしないままでいると、ヘアサイクルの成長期はさらに短くなり、毛包自体が少しずつ縮小していく傾向があります。つまり、時間の経過とともに状態が進みやすいという特性が指摘されています。


◎毛包が活動しているうちに始めるほど選択肢が広がる

早い段階で治療を検討するメリットのひとつは、アプローチの幅が広いことです。


「毛包」とは、いわば髪の毛を作って育てる「工場の役割を果たす組織」のこと。毛包がまだ活動している段階であれば、内服薬・外用薬など複数の方法から、ご自身の状態やライフスタイルに合った治療を選びやすくなります。


一方、毛包の縮小が進んだ段階では、選択肢が限られてくるケースもあります。「気になった瞬間がいちばん早いタイミング」この考え方を頭の片隅に置いて、まずは医師に現状を診てもらうことを検討してみてください。


◎治療中に知っておきたい副作用と医師への相談の大切さ

AGA治療で広く用いられている薬としては、フィナステリド、デュタステリド(内服薬)やミノキシジル(外用薬)が挙げられます。


多くの医療機関で処方されており、当院でも処方を行っています。内服薬ではまれに性欲の変化など、外用薬では頭皮のかゆみやかぶれなどが報告されることがあります。


こうした副作用の現れ方には個人差が大きく、すべての方に生じるわけではありません。副作用や費用についての詳しい情報は、こちらの記事もあわせてご確認ください。


大切なのは、気になる症状が現れたときに自己判断で服用を中止しないことです。必ず担当の医師に相談し、薬の種類や用量を一緒に見直してもらうようにしましょう。


医師と二人三脚で進めていく姿勢が、安心して治療を続けるうえでの土台になります。


◎「変化が分かりにくい」「副作用が気になる」——迷ったら早めに相談を

AGAの治療は数ヶ月単位で経過を見守っていく性質のもの。一般的には使用開始から3ヶ月以上で効果が出始めるケースもあります。


※効果の感じ方には個人差があります。


続けていくなかで、「思ったほど変化が分かりにくい」「薬を飲み始めてから少し気になることがある」といった不安が頭をよぎることもあるでしょう。


そんなときこそ、一人で答えを出さないことが大切です。治療の中断や薬の切り替えは、必ず医師と相談のうえで判断してください。


さなげクリニックでは、患者様お一人おひとりの状態に合わせた治療計画のご提案と、経過に応じた柔軟な調整を行っております。ちょっとした疑問や不安でも構いません。気になることがあれば、遠慮なくお声がけください。


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